福井近現代文化最後の砦・新栄商店街。再開発でキレイにならなくても、商店の数が純増するその理由とは……!?これからの旅のあり方は、この商店街がヒントになっているのです。来ればわかる、会えばわかる!
今をときめく巨大企業の前身となる会社を作った、越前海岸の超豪商の家、日本でも最大級の国際港湾都市だった街、いうなればこの界隈は世界につながる日本の玄関口でした。それはずっと昔から変わらなかったのです。
三国から敦賀にかけての越前海岸は、江戸から明治にかけて隆盛を極めた場所でした。三国は北前船の豪商たちがわんさかいて、本場・京都さえ真似したという文化がありました。だから三国はそこはかとなく上品です。
三方五湖全部言えますか? 三方五湖の位置全部わかりますか? 意外と知らない三方五湖を、表も裏も走り尽くしてきました。信長・秀吉・家康に加え、光秀も集結したお城がこの町にひっそりとあります。
福井は恐竜、というイメージが随分つきました。この一点突破型のPRは好きです。でも、福井は恐竜だけじゃないんです。変わったところで日本一ってものがあるし、何よりも芸妓文化を今も残している場所があるんです。
問答無用の越前がに! 「もう一杯……」って思うくらいのボリューム。越前がに本場の港町だから、これだけのサービスができるというもの。来ればわかる美味なる赤い宝石、11月6日から3月20日までの期間限定グルメ!
渋い、という言葉がありますが、ここは「極渋」といってもいいくらいの、密かな空間があります。もう日本では見なくなった風景が残っています。そして福井名物をさらに変化球かけた名物料理も存在しています。
表があれば裏もある。三方五湖の裏道って、意外と誰も走りません。だって走る道じゃないから……。でもここにはあまり知られていない歴史を見ることができます。人の力のなんと素晴らしいことか。まさに偉業です。